みんな実は純真無垢な赤ちゃんだった。
長女がこの3月に初めての出産を迎えます。
いろいろ私の人生に学びをくれた長女なので妊娠したというだけでも感慨深いものがあります。
ましてお腹の子をエコーで見たときは・・・あれ?これは?と妙な気分でした。
赤ちゃんて本当に不思議な生き物、と、0歳児の保育歴の長い私は思います。
今回は久々保育士、看護師の経験から赤ちゃんのすばらしさをお伝えしますね。
赤ちゃんて本当に何にもできなくてか弱くて可愛くて、甘酸っぱくて・・・。
そんなイメージですよね(私だけかしら?)
実は動物的本能がもっとも残っている生き物。
私未熟児ちゃんも看護師時代によくお世話しました。
1,600グラムで産まれた子がウチの小児科では一番小さな子でした。
男の子、見るからに毛むくじゃらでお猿さんです。
大腿骨(脚のももの骨)が私の親指ぐらい、腕は小指くらいの太さ。
その子に毎日毎日足の踵あたりから血を取るんです。私鬼ですね。
チビちゃんでもチクって足の裏を刺すとメチャクチャな力でドタバタ(モロー反射)大泣き。かわいいんです。
お食事は鼻から細〜い管を通してミルクや冷凍母乳を注射器で注入。
そしてね、保育器から出してok の指示がでたら食後は抱っこtime。
縦抱きで子守唄なんか唄ってね。ユラユラしてあげるんです。
いっちょ前に「ムニュムニュ」とか「ウクウク」とかのような音声も聞こえる。
爆睡すると脱力。ほっぺをツンツンすると貪欲に吸い付こうとする(吸綴反射)。
見ている場でほんの少しうつ伏せさせると首を持ち上げてくれる(首の立ち直り反射)。
他にもしがみつこうとする(把握反射)。
たくさんの反射に守られて、大人に抱っこされ、可愛がってもらうようなしぐさもするんですね。
たとえばまどろんで寝ているときには本当に可愛い笑顔になるんです。
原始的微笑みといいますが、見ていると本当に天使の微笑みです。
ちなみに赤ちゃんは微笑んでいるつもりはなく、リラックスしてそんな表情になるだけなんですが。
お腹がいっぱいになると「ほっ」と口を丸くすぼめて言うんです。
お目々も開けるときもあってなんとすてきな表情。
瞳は透き通っていて、なにを見ているのかな〜。
で、そのときこそ縦抱きで赤ちゃんのお目々をじっと見つめる(注視。)
ここで注視とは・・・。赤ちゃんが外界を目で確認する行為。
それによりここに貴女を守る人がいますよ。あなたを愛してますよって伝えているんです。
まだ小さな子ほど瞳は真っ黒で正体のないようなボーっとしています。
お互いに注視してお名前を読んであげてユラユラしてあげるとちゃんと聴いている感じ。
赤ちゃんは光るものが大好き。人の目も光っているので見つめてくれます。
つぶらな瞳でじ〜っと見てくれるんですよ。ホントに純真無垢な瞳。
そして、お母さんの声は胎児の頃から聴いているので聞き分けられるのです。
母が声かけると、そっちを向くんですよ。ちゃんと分かってらっしゃる。
そして嗅覚も発達していて、抱っこも母にされているのか他の人なのかはわかっている。
そしてなによりも、こちらは見ているだけでしあわせになってニンマリしてきちゃう。
オキシトシン(愛情ホルモン)が見てるだけででてきてくれる。
(ちなみにこの子は我が子。長女でなく次女ちゃん生後3ヶ月目。生まれたてでないので大きいですが…。)
ここまで、生まれたての赤ちゃんのすごさです。
で、みんな誰しも生まれたてのときがあったのです。
だから、みんな、みんなすばらしいのです。赤ちゃんのようにね。
まなゆい的にいえば、
大人の今も赤ちゃんの心に戻るのが一番なのかもと思うこの頃です。
(ちなみにまなゆいとは、どんなあなたも受けいれ認めゆるし愛しています。と伝え合う全受容のメソッドのこと)
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